そもそもreのつかない「CAPTCHA」って何?
CAPTCHA(キャプチャ)とはボット・スパム対策の技術で、メールフォームやブログのコメントなどの入力欄に対して、プログラムによる自動的なものではなく人間が入力したことを証明させるための技術で、現在では多くのウェブサイトやブログに導入されています。
CAPTCHA= "Completely Automated Public Turing test to tell Computers and Humans Apart" の略。「人間とマシンを判別するチューリングテスト」の意。
ひょっとして皆さんも、フォームを入力後に次の画像のような不鮮明な画像から文字を読み取り入力させられ何度も認証に失敗してイライラさせられた経験のある方も居るのではないでしょうか。
これがCAPTCHAといわれる技術です、Googleが提供するCAPTCHAの技術が reCAPTCHA になります。
上の画像はreCAPTCHA v1になります
さて、やはりこれでは入力する側の人間にフラストレーションを与えてしまうので、近年では次の画像のような「私はロボットではありません」というチェックボックスをクリックするだけでOKという形式にバージョンアップして非常に利便性が高まりました。
下の画像はGoogleが提供するreCAPTCHA v2になります。
そしてこのGoogleのreCAPTCHA がバージョンアップし(reCAPTCHA v3)、とうとうユーザは何のアクションも起こす必要が無くなりました!
何もしないのに、どうやってスパムでないことを判定しているの?
reCAPTCHA v3 はバックグラウンドで動作をしていて、メールフォームやコメント欄に投稿しようとしている何者かが「人間らしい振る舞い(操作)をしているか」を常に監視しているのです。
そのため、以前のような読みにくい文字を入力させたりチェックボックスにチェックを入れる必要が無くなったのです。
当サイトにもreCAPTCHA v3を導入していますので、「reCAPTCHAで保護されています」のアイコンと文字の表示が確認できると思います。
「reCAPTCHAで保護されています」のアイコンや文字が表示される理由
次の画像のような「reCAPTCHAで保護されています」のアイコンや文字は、reCAPTCHA v3を導入しているウェブサイトやブログ上に表示されます。
これは、バックグラウンドでGoogleのreCAPTCHAが投稿者の振る舞いを監視していることを示していることを意味しています。
近年では、キーボードのタイプのしかたのクセなどを使って本人認証をする技術も進んでいます。また、個人情報保護という観点から無断で個人情報を収集・保管・利用・j販売する事は、ヨーロッパのGDPR施行に代表されるように厳しく禁じられるようになってきました。
黙って情報収集をしてその人の振る舞いなどをこっそりと転用するなどしてしまっては、後の訴訟問題に発展しかねないので、reCAPTCHAではスパムからの保護のみで皆さんの振る舞いを監視しているんですよ、という事を明示しているんですね。