突然のシンガポール出張

突然シンガポールに出張に行くことになった。

出発の前日、海外出張になるとも知らずに国内出張で長野県から東京に向かう途中で突然上司から携帯電話が入る。
「明日からシンガポールに出張に行ってもらえないか」とのことだ。

自社が販売している装置がシンガポールでトラブルを起こしているので、急遽日本からエンジニアが派遣される、なんてことは自分の業界では良くある事ではあった。

しかしながら、全く心構えの無かったので、急いで家に帰って5日程度の身支度を整えて翌朝会社へ行くと、すでにその日の夕方出発で帰路がオープンのチケットが用意されていた。5日では帰れない嫌な予感。

「まぁ、日本ではお盆休み。どうせどこへ行っても混んでいる時期に日本にいるよりは、お盆という習慣の無い国で外人と仕事をしていたほうが新鮮味はある。」とポジティブに考えて出張に出かける。
お盆の前にもかかわらず空席があり、自分も隣の空席をゲットできて横になるがなかなか寝られない。ちょうどこの日は台風が3つ接近していて途中フィリピン上空で結構揺れていた。

結局オンデマンドムービーで「ミッションインポッシブル3」を見ているうちに深夜2時にシンガポール・チャンギ空港に到着。


ちょうどこちらに到着した日は、シンガポールの建国記念日で、今月中は街中いたるところにシンガポールの国旗や横断幕が飾られていて、お祝いムード一色になっている。
シンガポールがマレーシアから独立して今年で41年目だそうだ。

こっちは物価も東京よりは安いし、外の気温はそれほど変わらないが東京ほど蒸し暑くも無い。

それに、泊まったホテルもたいていは部屋は広くてサービスもよいところが多く、毎日の移動はタクシーと、満員電車に乗って自宅から通う生活よりもそれなりに気楽に過ごせた。

2回あった週末は、街をぶらりと散策して、その後はホテルのプールで泳ぐというのがパターンであり、仕事はそれなりに忙しくはあったが、ちょっとした気分転換にはなった。

結局5日程度のはずが約2週間に延び、帰りがちょうどお盆の帰国ラッシュと重なって帰りの飛行機は超満員。

こうしてHarryのお盆は過ぎていったのであった。

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