昨日は会社の上司の送別会。
今日、お礼のメールの一節に「般若湯に飲まれてしまい…」とあった。
般若湯?
葛根湯でも、生姜湯でも、菖蒲湯でもない。
般若湯(はんにゃとう)とはズバリ、「酒」のことだという
そして仏教の僧侶は時にこの「般若湯」をことがあるという。
あれ?
お酒って仏教の五戒ではタブーじゃなかったっけ?
五戒には、
1.不殺生戒(ふせっしょうかい) 生き物を殺してはいけない。
2.不偸盗戒(ふちゅうとうかい) 他人のものを盗んではいけない。
3.不邪淫戒(ふじゃいんかい) 自分の妻(または夫)以外と交わってはいけない。
4.不妄語戒(ふもうごかい) うそをついてはいけない。
5.不飲酒戒(ふおんじゅかい) 酒を飲んではいけない。
とウィキペディアにはある
それでも、僧侶等はあからさまに「酒」を呑むのは良心がとがめたのだろう。
そこでお酒のことを「般若湯」と名付け、「お湯」の1種であるとしたそうだ。
「ちょっとぐらいはいいでしょ?」という考えだろうけど、ずいぶん勝手な解釈に見えるけど、その「ちょっとぐらい」が時には身を滅ぼすこともあると思うのだが・・・。人間とは勝手なものだ。。。
お湯であれお酒であれ、のまれてはいけないことには変わりない、と自分自身に戒める昨今である。