つい先日、全国の有権者約1億人の中から35万人に対して裁判員裁判に参加を要請する人へ案内を発送した、というニュースが出ていた。
確率的にまさか自分がなることは無いだろう、なんて思っていたのだが、先日自宅の郵便受けに最高裁判所から気になる封筒が投函されていた。
恐る恐る開封してみると、裁判員制度に参加する人の名簿に自分が登録された旨の案内。
むむ、これはもしや近日中に裁判に裁判員として参加しなければならないのか?もし参加する(させられる)としたら、自分が他人を裁くなんて事ができるのだろうか?かなり残酷な現場写真とかを見なければならないのか?それより会社はどうなる?などいろいろな事が頭をよぎった。
わかりやすそうな冊子が付いていたので、それを読み進めていくと、今回は自分は名簿に登録されただけで、この名簿の中からさらに裁判員を裁判の都度選ぶのだというのだから、必ずしも呼ばれるとは限らないみたいだ。
冊子を読む限りでは、良い部分が強調されていて「心配しないで前向きに参加してください」との事だが、人を裁く事の重みや、凶悪事件の際の悲惨な物証に向き合わなければならない点は書かれていない。
参加するにしても、仕事を休む必要がある場合は、国としても企業に対して特別な休暇扱いを義務付けて、個人がこのために有給休暇を消化しなくても良いようにしてもらいたいものだ。